価格上昇による買い控え、在庫調整、景気上昇を見込んだ売り渋り、マンション用地の減少。強弱感が対立している昨今です。
4カ月連続で前年実績割り込む 不動産経済研
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070518-00000001-jsn-ind
5月18日18時36分配信 住宅新報
不動産経済研究所はこのほど、4月の首都圏マンション市場動向を発表した。それによると、4月の新規発売戸数は4,090戸(前年同月比9.3%減少)で、4カ月連続前年実績を割り込んだ。
新規発売戸数に対する契約戸数は3,037戸で、月間契約率は74.3%(同8.2ポイント下落)。一戸当たりの平均価格は4,651万円(同0.3%上昇)、平米単価は62.7万円(同6.8%上昇)となった。
4月首都圏マンション発売戸数、4カ月連続で前年割れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000101-reu-bus_all
5月17日14時19分配信 ロイター
[東京 17日 ロイター] 民間の不動産経済研究所が発表したマンション市場動向によると、4月の首都圏マンション発売戸数は4090戸で、前年比9.3%減少となった。減少は4カ月連続。同月の首都圏のマンション契約率は74.3%となり、前年比8.2ポイント低下した。契約率が80%を下回ったのは2カ月ぶり。
同研究所では、発売戸数の前年割れが続いていることについて、「東京都区部では価格上昇期待で売り渋り、郊外部では在庫増による調整となっている。今後、郊外部では価格を下げていかざるを得ないのではないか。一方、都心部ではまだ価格が上昇する傾向が続くとみている」と説明した。
マンション販売在庫数は6791戸で、前月比199戸減少となった。1戸あたりの価格は4651万円となり、前年比0.3%上昇した。
5月の発売戸数は5500戸前後の見込み。「ゴールデンウイークも厳しい状況で、供給も多くなかった。当分は低水準が続く見通し。秋以降から年末にかけて回復を見込んでいる」(同研究所)という。
4月の近畿圏マンション発売戸数は前年比3.9%減少の2046戸。契約率は58.1%で、前年比13.5ポイント低下し、2004年1月以来、3年3カ月ぶりの50%台となった。
ウイークリー経済・ほっかいどう:札幌市内、マンション建設沈静化 /北海道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070513-00000122-mailo-hok
5月13日12時1分配信 毎日新聞
◇価格高騰で販売減−−販売エリア、郊外シフトも
30〜40階建ての高層マンションが次々と建った札幌市中心部で、建設ラッシュが沈静化しつつある。消費者側にも買い控えの動きが出てきた。背景には市内の地価上昇に伴うマンション価格の高騰などがあり、しばらく続いてきた都心回帰の流れが変わりつつある。札幌のマンション事情を探った。
■■高さ規制
札幌の調査会社「住宅流通研究所」の入谷省悟所長によると、06年の市内の新築マンション発売戸数は前年比22・1%減の3433戸。高層マンションの建設などで01年以降最高の発売数となった05年から大幅に下がった。入谷所長は「マンションの建設ラッシュは収まりつつある」と見る。
要因の一つは、市が06年3月に施行した建物の高さ規制。「秩序ある街並みを形成するため」(市地域計画課)というのが規制の理由だ。JR札幌駅周辺では制限はないが、それ以外の地域では、地下鉄の駅周辺でも20階建てマンションに相当する60メートル以上の建物は建てられなくなった。
市内の不動産アナリスト、志田真郷さんは「規制がかかる前に駆け込みで高層マンションを建てた不動産業界が動きを控えている」と話す。
■■バブル後最高値
供給側にも新築マンションの開発に積極的になれない事情がある。昨年からマンションの販売が落ち込んでいるためだ。
06年の分譲マンションの成約戸数は3380戸で対前年比19・3%減。平成に入ってからはバブル崩壊直後の91年に次ぐ少なさだ。販売不振は今年に入っても続き、1〜4月の成約戸数は不振だった前年同期に比べても13・8%減。例年、販売が伸びる3月の成約戸数も今年は242戸で昨年の426戸から4割以上減った。市内のある販売業者は「厳しさを肌で感じている」と明かす。
背景には地価上昇に伴う価格の高騰がある。市内の地価の変動率は今年、住宅地で前年比3・1%増、商業地同9・3%増と、ともに2年連続で上昇した。マンションの坪単価も06年は同4・3%増の106万円と上がり、マンションの平均分譲価格は2862万円とバブル崩壊以降の最高となった。
志田さんは「特に市の中心部や高級住宅地で価格が上がった。今後も10〜50%上昇し、バブル期の水準に近づくのではないか」と分析する。
■■流れは郊外へ
こうした状況に敏感に反応する不動産業界は、開発、販売エリアを市中心部から郊外へシフトしている。今年1〜4月の新築マンション発売数をエリア別に見ると、中央、北両区では計5棟57戸だが、白石、厚別、豊平の3区で計27棟981戸に達した。豊平や白石区で分譲マンションを販売する大手不動産会社の担当者は「中心部の物件は値上がりして反応が良くないため、エリアを郊外に広げている」と言う。
こうした供給側の対策にもかかわらず販売数が伸びない現状に、入谷所長は「札幌市民は中心部まで歩いて数分という利便性に慣れてしまっているのでは」と分析する。
だが、札幌市のマンション需要がなくなったわけではない。志田さんは「人口、世帯数は順調に増えており、円山あたりの高級マンションも順調に売れていると聞く。物件に魅力があれば必ず売れるはず」と話す。市内で賃貸マンションを手がける不動産業者は「売り出し方を工夫するなど販売努力を重ねる業者と、そうでない業者の差が開いている」と語る。