管理人のコンドーです。以前はよく聞いた記憶があるのですが、住まいにマンションを選んだ理由として、「戸建てだと近所付き合いが面倒そう」というものがありました。しかし、ここにきて住宅購入者の意識は変わってきているようです。
「近隣とのコミュニケーションが不要」と思っていたマンション生活は、共用部分という共有の財産を皆さんで一つの財布で維持管理していくという側面もあります。実は「戸建てより近隣関係が濃密だった」とは決して罠ではありませんが、マンションに入居して意外に思われた方も多いのではないでしょうか。
関連するニュースを2件です。
一戸建てを選んだ最後の決め手、「近所に気を遣わないで済むから」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070910-00000013-oric-ent
住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」が関東、関西に在住の持ち家一戸建て住宅購入者を対象に、「マンションではなく、一戸建て住宅を購入しようと思った“決め手”」をリサーチしたところ、【隣室や上下階との関係に気を遣わないで済むから】という理由が1位だった。深夜の帰宅やお風呂、洗濯のほか、子供が部屋で走り回る音の迷惑など、集合住宅で発生しがちな近隣とのトラブルを回避できるというのが、一戸建て購入者から見た最大の魅力のようだ。
一戸建て住宅を購入しようと思った“決め手”、ランキング表 ※下段に掲載
続いて、2位【駐車スペースを確保でき、駐車場代もかからないから】、3位【土地があることで資産の有利性があるから】など、長い目で見た時の経済的な優位性を理由とする意見が。
ちなみに、一戸建てを購入しようとした“きっかけ”に関しては、こちらも経済的な理由で【賃貸では家賃がもったいないと思ったから】が1位だったが、【子供や家族のため、家を持ちたいと思ったから】【子供が成長したから】【子供の教育環境が良い場所に住みたかったから】など、子供のことを考えてという理由も多くあがった。経済的な理由と教育環境についての悩みなどが、一戸建て購入を検討している人の背中を押していることがわかった。
マンション暮らし、快適にする秘訣とは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000907-san-soci
9月16日14時7分配信 産経新聞
住民参加型のまちづくり活動を支援するNPO法人「まちしゅう」(東京)が、マンション居住者向けの手引「住まい続ける暮らし。」を作製した。子育て世代から高齢者までが“一つ屋根の下”に暮らすという視点から、災害時への備えや居住者同士のコミュニケーションの重要性など、快適に暮らすためのヒントを盛り込んだ。編集に携わった、同NPO理事の坂本千晴さん(34)に聞いた。(海老沢類)
マンション居住者の永住意識は年々高まっている。国土交通省がまとめた平成15年度のマンション総合調査によると、現在住んでいるマンションを「終(つい)の棲家(すみか)」と考えている人は半数近い48.0%で、10年前の31.6%から大幅に増えた。また、居住者に占める「50代以上」の割合も、前回調査(11年度)の51.1%から59.8%に上昇しており、高齢化が着実に進んでいることを裏付けた。
坂本さんは「入居したらそれでおしまい、と考える人は多いが、大変なのはそれから。子供から高齢者まで、どんな立場になっても快適に暮らすためには、さまざまな不安の種をみつけて改善していくことが必要です」と話す。
坂本さんらは昨年、東京近郊にあるマンション数カ所を訪れ、管理人や居住者ら数十人に聞き取り調査した。手引は、調査の過程で浮かび上がった課題を▽建物のつくり▽防災対策▽管理会社との関係▽居住者間や周辺地域とのコミュニケーション…などに分けて紹介している。
「マンション内に顔見知りがいる」「災害用の備蓄倉庫があり、管理方法を知っている」「管理組合に住んでいる人の名簿がある」…といった具体的なチェック項目を列記し、課題解決に役立ててもらうのが狙いだ。
多くのスペースを割いている防災対策にしても、カギになるのは、居住者間や周辺地域とのコミュニケーションだという。「例えば、『手助けが必要な高齢者』を把握していれば、緊急時に駆けつけられるし、居住者に医師がいることが分かれば、いざというときに安心です」
マンション内の集会スペースを、平日は地域の子供が集う遊び場として開放したり、古紙回収で得た収入で、クリスマス会や書き初め大会などのイベントを頻繁に開いて居住者同士の一体感を醸成したり…。冊子では、お互いが顔見知りになる機会を積極的に作っているマンションの実例も取り上げている。
老朽化した施設の整備やバリアフリー改修でも、居住者間のコミュニケーションが重要になるという。約2000人が住む築24年の東京都江東区内のあるマンションは、囲碁クラブや緑化ボランティアなど住人同士の交流が活発だったため、合意形成もスムーズに運び、バリアフリー改修工事が着々と進んでいる。
マンションといえば、とかく交通の便や立地の良さ、新しさなどで評価されがちだが、長期的に見れば「良好なコミュニケーションが資産価値の向上にもつながる」(坂本さん)ことを証明した好例だ。
坂本さんは「一見当たり前でも、実践できていないことは多い。自分たちのマンションには何が十分で、何が足りないのか。住民一人一人が考えるきっかけとして利用してほしい」と話している。
冊子は、まちしゅうのホームページ(http://www.machi−shuu.net/)から電子メールで申し込める。