管理人のコンドーです。マンションや住宅を購入した方は、「地価が上がっているといいな」と思い、これから買おうとする方は「もう少し下がるといいな」と思う毎年恒例のニュースです。
概括としては、東北地方では仙台市のみ住宅地・商業地ともに基準地価が反転上昇し、その他の地域は下落、一部には下げ止まり感も、というところのようです。
(9月のニュースです)
【特報 追う】杜の都のマンション事情 分譲は好調、賃貸は苦戦
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070920-00000023-san-l02
19日、東北6県で平成19年度の基準地価(7月1日)が公表された。各地で住宅地価格が下落する中、仙台市では116地点中48地点で上昇し、平均変動率もプラス0.5%と上昇に転じた。街を見渡せば分譲マンションの新築が相次ぎ、販売実績も好調という。逆に新築の賃貸マンションは空室が目立つ。一体何が起きているのか−。「杜の都」のマンション事情を探った。
≪勝てる土俵≫
国土交通省によると、仙台市内の分譲マンションの着工戸数は、15年度1861戸▽16年度1963戸▽17年度2190戸▽18年度2725戸−と増加傾向にある。
新築が増えるのは、販売が好調だから。大手の野村不動産(東京都)は昨年、仙台市で約200戸を完売。ここ数年、200戸前後の「良いペース」(同社広報部)が続いているという。
なぜ売れるのか。不動産情報会社「東京カンテイ」市場調査室の井出武主任研究員によると「戸建て志向が弱まり、耐火、耐震性に優れる新しいマンションへと居住スタイルが変化し、実需が増加した」。
業者側の販売戦略も大きい。野村不動産広報部は「仙台は地下鉄や商店街などの生活機能が中心部に集中する都市構造。各社はその中心部に的を絞って(物件の)取得、販売を繰り返しており、おのずと結果はでる」と話す。つまり「勝てる土俵」で勝負し、好調を維持しているわけだ。
≪賃貸は撤退も?≫
一方、不動産投資ファンドの流入で建築ブームに沸いた賃貸マンションは今、苦戦を強いられている。
井出研究員によると、ファンドは当初、東京、大阪などの大都市圏で賃貸用の物件を買い込んでいたが、物件不足から購入価格が上昇。その分、利回りが悪くなった。そこで仙台や福岡など、物件が安い割に高い家賃を取れる地方の拠点都市に着目。仙台でも建築が過熱したが、供給過剰に陥り、空室が目立つようになった。
同市青葉区のある不動産賃貸業者は「今年1〜3月に建ったマンションはガラガラ。もう飽和状態です」と悲鳴を上げる。家賃を値引いたり、システムキッチンなどの“付加価値”を付けて入居者を募るも、反応は芳しくないという。
井出研究員は今後の動きをこう予測する。「空室が多ければ利回りが悪化し、ファンドは出資者に配当できなくなる。追いつめられれば、物件を他社に売ったり、撤退する可能性すらある」
◇
≪青森県≫
全用途の変動率は▲4.5%で16年連続マイナス。住宅地は▲4.0%と9年連続下落。新興住宅地の供給過剰、マンション分譲の増加で需給バランスが崩れていることに加え、高価格物件への需要減が要因。前年度より下落幅は縮小。上昇した地点はなく横ばいが2地点。商業地は▲6.3%で既存商業地域の空洞化などで16年連続下落。前年度より下落幅は縮小。住宅地の最高価格は青森市橋本3の5の4、9万3600円、商業地は同市新町1の13の4、30万円。
◇
≪岩手県≫
全用途の変動率は▲3.2%で9年連続マイナス。住宅地は地域経済低迷で宅地需要が減退していることから▲2.6%と7年連続下落。変動なしは前年の11から7地点に減少した。商業地は、郊外型商業施設への顧客の流出に伴い、既成商店街の空洞化が進み、▲5.5%と14年連続で下落。ただ変動なしは前年の1から2地点に増えた。住宅地の最高価格は盛岡市住吉町8の34、11万4000円、商業地は盛岡市盛岡駅前通8の17、38万2000円。
◇
≪秋田県≫
全用途の変動率は▲4.4%で10年連続マイナス。住宅地は▲3.4%と9年連続下落で、平均価格2万1000円は2年連続で全国最下位。商業地は15年連続の下落の▲6.2%で平均価格4万6000円は3年連続で全国最下位。地域経済の低迷や人口減による需要減退が要因。前年度よりも下げ幅は縮小するも上昇地点はなく、横ばいが14地点。住宅地の最高価格は秋田市手形字西谷地210の2、9万2500円。商業地は同市中通1の1、18万3000円。
◇
≪宮城県≫
全用途の変動率は▲1.8%で16年連続下落。下落幅は前年比2・4ポイント縮小。住宅地は▲2.4%と10年連続下落。仙台市は116地点中48地点で上昇し、同市の平均変動率は0.5%と16年ぶり上昇。商業地も全体で3.9%と16年ぶり上昇。地点数の多い仙台市の上昇(12.3%)が押し上げた。仙台の商業地上昇は、駅周辺の再開発などが要因。住宅地の最高価格は仙台市青葉区上杉4の35の4、20万4000円、商業地は仙台市青葉区中央2の1の1、273万円。
◇
≪山形県≫
全用途の変動率は▲4.5%と9年連続マイナス。下落幅は減少に転じた。住宅地は▲4.2%で、郊外での住宅地供給が続き8年連続のマイナス。新設住宅着工戸数が横ばいで、地価下落による割安感もあり下落幅は縮小。商業地は▲5.4%。中心商業地の空洞化で14年連続マイナス。山形市内で土地取引が微増していることもあり下落幅は縮小。住宅地の最高価格は山形市東原町2の198、8万4800円、商業地は山形市十日町4の597の9、25万2000円。
◇
≪福島県≫
全用途の変動率は▲2.8%で15年連続マイナス。下落幅は3年連続で縮小。住宅地は▲2.6%で郡山市中心部の利便性がよい住宅地で横ばい地点がみられた。郡部の町村では下落が続く。商業地は▲3.6%で郡山市中心部の繁華街などで横ばいも。福島市などでは依然郊外型大規模店や高速バスを使った仙台などへの買い物客流出が続き集客力は落ちている。住宅地の最高価格は郡山市桑野2の113の4、7万7800円、商業地は郡山市中町265、27万円。
基準地価:商業地16年ぶり上昇 県全体変動率、都市部が押し上げ /宮城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070920-00000027-mailo-l04
県が19日に発表した7月1日現在の地価調査結果によると、県全体の商業地の変動率がプラス3・9%と91年以来16年ぶりに上昇に転じた。ホテルやマンションの建設が相次ぐ仙台市中心部の商業地が最大35・1%と大幅な上昇をみせ、県全体を押し上げた形。仙台市以外の商業地では軒並み下落が続き都市部と郡部の格差が一層鮮明に表れる結果となった。
調査地点は、06年度より35地点少ない580地点。県内の全用途の平均変動率はマイナス1・8%で、92年以降16年連続で下落したものの、下落率は前年度より2・4ポイント縮小した。
仙台市の商業地は、平均の変動率が前年度比10・7ポイント増のプラス12・3%で2年連続の上昇。区別でも、差はあるものの、青葉区=20・9%▽宮城野区=13・0%▽若林区=7・7%▽太白区=1・7%▽泉区=1・3%――といずれも上昇した。最高額は青葉区中央2の1の1の東宝仙台ビルで、1平方メートル当たり273万円と同71万円上昇し、25年連続で1位となった。
青葉区と宮城野区の大幅上昇について、今回調査の代表幹事を務めた寺田正俊不動産鑑定士は、「JR仙台駅前を中心に国内外の不動産投資ファンドの動きが活発で、再開発や土地区画整理事業の進展やマンション、オフィスビルの需要が引き続き増大していることが要因」と分析。今後の見通しについて、「転売目的で収益性を度外視した高値取引が中心部の広い範囲でみられることから、急激な上昇が続くとは限らないが、緩やかな上昇は続くのではないか」とみている。
一方、仙台市以外の市町村の商業地をみると、多賀城市で変動率0と下げ止まり傾向がみられた以外は軒並み下落。寺田不動産鑑定士は「仙台市郊外や郡部の商店街では一層の空洞化が進み、都市間格差が拡大している」と指摘している。
◇住宅地、都心部周辺まで下げ止まり
住宅地では、県全体の変動率がマイナス2・4%と98年以降10年連続で下落したものの、仙台市はプラス0・5%で92年以来16年ぶりに上昇に転じた。都心部の利便性の良い地域で上昇が続くほか、地下鉄沿線などの都心部周辺まで上昇や下げ止まりが広がったのが特徴。
県内の住宅地の最高額は、都心部に近く利便性が高い仙台市青葉区上杉地区の一角で、1平方メートル当たり20万4000円で23年連続で最高。上昇率もプラス14・0%で最大だった。区別に変動率を見ると、若林区がプラス3・3%と上昇幅が最も大きく、青葉区が1・3%、太白区も0・4%、それぞれ上昇。一方、宮城野区はマイナス0・1%、泉区もマイナス1・4%と下落した。
今回新たに上昇に転じたのは、泉区泉中央や青葉区台原など地下鉄南北線沿線の地域や、若林区の国道4号バイパスに近い南小泉など利便性の良い地域。また、今年5月に街開きした仙台都市圏南部の広域拠点「あすと長町」(太白区長町)の区画整理事業が進んだことから、長町で昨年に引き続き上昇がみられ、JR東北線南仙台駅と長町駅との間に今年新設された太子堂駅周辺で特に顕著だった。
寺田不動産鑑定士は「若林区荒井など建設中の地下鉄東西線沿線地域でも既に上昇や下げ止まりがみられている。今後は太白区八木山や青葉区中山など丘陵地のバス通勤圏の地域で下げ止まるか注目される」と話した。
………………………………………………………………………………………………………
<県内基準地価 上位5地点>
住所(いずれも仙台市) 地価(円) 変動率(%)
<商業地>
(1)青葉区中央2の1の1 2730000 35.1
(2)青葉区一番町4の9の17 1820000 32.8
(3)青葉区本町2の16の10 1560000 32.2
(4)青葉区国分町2の14の23 1110000 33.7
(5)宮城野区榴岡1の2の1 991000 33.0
<住宅地>
(1)青葉区上杉4の5の39 204000 14.0
(2)青葉区上杉5の6の8 198000 13.8
(3)太白区長町南3の8の28 152000 4.8
(4)太白区長町1の12の7 138000 3.8
(5)青葉区米ケ袋2の3の5 137000 5.4
青葉区木町6の11 137000 5.4
(価格は1平方メートル当たり)
<県内地価上昇率 上位5地点>
住所(いずれも仙台市) 変動率(%)
<商業地>
(1)青葉区中央2の1の1 35.1
(2)青葉区国分町2の14の23 33.7
(3)宮城野区榴岡1の2の1 33.0
(4)青葉区一番町4の9の17 32.8
(5)青葉区本町2の16の10 32.2
<住宅地>
(1)青葉区上杉4の5の39 14.0
(2)青葉区上杉5の6の8 13.8
(3)太白区太子堂14の10 13.0
(4)青葉区木町6の11 7.0
(5)泉区泉中央3の34の16 6.5
(価格は1平方メートル当たり)
基準地価:下落幅は縮小2.8% バブル期以来、郡山6地点横ばい /福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070920-00000092-mailo-l07
県は19日、土地取引価格の目安となる県内の地価調査結果(07年7月1日現在)を公表した。全用途地(林地を除く)の前年比の平均変動率は、マイナス2・8%(06年マイナス3・7%)で、93年から15年連続の下落となった。ただし下がり幅は04年(マイナス5・3%)以降、縮小が続いており、特に郡山市中心部では、住宅地4地点、商業地2地点でバブル期以来の下げ止まりとなった。
◇住宅地トップ、郡山市桑野2丁目
県内基準地の平均価格は、住宅地が1平方メートル当たり2万6100円(06年2万6800円)、商業地は5万8600円(同6万500円)だった。最高値は、住宅地が「郡山市桑野2丁目113番4」の7万7800円、商業地が「同市中町265番外」の27万円で、ともに前年と同じ場所・価格となった。
用途別の平均下落率は、住宅地が12年連続の下落でマイナス2・6%(06年マイナス3・3%)、商業地は15年連続の下落で同3・6%(同5・0%)。長期下落で、住宅地は都市中心部の学校やショッピングセンターに近い土地に値ごろ感が出て、需要が回復基調という。商業地は企業の統廃合などでオフィスの需要が下がっているが、都市中心部のマンションやビジネスホテル、娯楽施設など複合施設の人気が高まっているという。
市町村別で下落率が大きかったのは、住宅地でいわき市がマイナス3・4%、富岡町が同5・0%となり、商業地では田村市同6・0%、鏡石町同9・1%だった。
一方、郡山市の中心部で、住宅地の4地点、商業地の2地点が増減なしの横ばいとなった。郡山市中心部で下落が解消されるのは、住宅地で15年ぶり、商業地で16年ぶり。県土地調整グループの小山田亨主査は「長年下落が続いているので、地価の底値感は出ている。今後は郡山市に続き、他の主要都市でも横ばいになる地点が出るのでは。ただし、今後上昇傾向に転じるかは見通しがつかない」と話している。
………………………………………………………………………………………………………
◇主要都市別の(1)最高価格基準値(カッコ内は06年)(2)平均価格(▼は下落率)◇
福島市 (1)住宅地・宮下町:7万5800円(7万7200円)商業地・本町:15万1000円(15万6000円)
(2)住宅地4万8700円(▼2.7%)商業地9万2600円(▼3.0%)
会津若松市 (1)住宅地・東栄町:7万2300円(7万2800円)商業地・中央3:8万4500円(8万9000円)
(2)住宅地4万6600円(▼3.1%)商業地6万2200円(▼3.9%)
郡山市 (1)住宅地・桑野2:7万7800円(同額)商業地・中町:27万円(同額)
(2)住宅地4万8700円(▼2.9%)商業地9万8100円(▼1.4%)
いわき市 (1)住宅地・平作町3:6万7800円(6万8200円)商業地・平小太郎町:10万8000円(11万2000円)
(2)住宅地3万8000円(▼3.4%)商業地7万900円(▼3.6%)