何とも物騒なタイトルの本です。と言いつつもそのタイトルで買っている人(自分)がいるのだから、マーケティングは成功ですね。こんにちは。結構本はタイトル買いする管理人のコンドーです。
今回もちょっと前置きが長くなって済みません。私はマンションの
購入前に、一番不安だったのがこのマンションの工事現場・施工です。建設業界に身を置いている者として、現場の施工レベルでは良い所と悪いところには結構な差があることや、施工会社の大小に関わらず現場ごとの丁寧さにバラつきがあることを感じていたためです。
そんな訳で私が契約するときは、工事現場の書類や写真を見せて貰って、担当したゼネコンの監督さん(別な仕事でご一緒したことがあった)がどんな感じの人か知っていた(信頼してる人だった)とか、そこの現場で下請していた鉄筋屋さん等の業者さんから現場の雰囲気を聞いたりして決めたのですが、それもそうしたからといって絶対安心できるというモノでもありません。
実際は買主がマンションを買う前に工事現場を見ることはできず、一般には下請の職人さんから話を聞くことも、現実的にはまず無理だろうと思います。施工会社と工事監理をした建築士を信じて、建築基準法や住宅の品確法や民法の庇護を期待するしか方法は無いのですが、この辺はどうにかできないものでしょうか。
例えばマンションの買主さんが、現場で第三者の建築士に工事を観察させたいとしても、ディベロッパーがそれを許すとは考えられませんし、建設中には買主さんは決まっていない場合も多いですから、その建築士のコストを誰が負担するのかという問題も残ります。もちろんマンションが出来てからの、
購入前に工事現場の写真や施工管理記録を建築士がチェックするというのも有効ですし、引渡し前の建物をチェックするというのは大事です。その業務なら私がお請けすることも可能でしょうけど、それは所詮は施工後の安心の担保です。果たして施工中の安心の担保はどうすれば良いのでしょうね、、、
(ちなみにこの辺の内容についてはこちらの記事→
マンションの構造、耐震偽装は見抜けるか?でも取り上げています。)
マンション建設現場のウラ話・ここまでバラせばクビがとぶ
amazonでの商品の説明
私は見た。手抜き控除と欠陥マンション完売の一部始終。耐震強度偽造問題で揺れる建設業界の裏側。高層マンションの人には言えない光景、欠陥マンション完売の一部始終、所長と業者の強請り・たかりなど、耐震強度偽装問題で揺れる建設業界の裏側を、実際に建設現場で大工として働く著者が暴露する。
(以下、読書感想です。)
タイトルから想像するに、建設工事の手抜きの工事の生々しい暴露本なのかと思ったのですが、そうでもないです。ショッキングな工事現場の手抜きの実態はほとんど無くて、どちらかというと建設工事現場の雰囲気や職人さんの面白い話、ディベロッパーやゼネコンのちょっと滑稽な話が中心です。
折に触れ、3K職場といわれる型枠大工である著者の職人としてのプライドや、仕事に対する姿勢がアピールされていまして、むしろマンションの建設工事現場に好意すら抱いたのは、タイトルからすると逆効果と思うほどほのぼのとした本です。
確かに手抜き工事の悪い物件もあるけど、それを見抜くのは素人には難しいというスタンスでした。著者が躯体工事の職人さんなんで、仕上げ(内装とか)で隠されてしまえば、躯体の瑕疵は床をはがして壁を剥かないと分からないです、って事のようでした。またその現場の下請さん職人さんから聞き込むとか、工事中の現場を見学するとかしないと本当のところは分からないだろうというのは、上記のように私も同じ意見です。
上階に仮設トイレ(スカイトイレ)が無いマンションの工事現場では、職人さんたちが耐えかねて立ちションしているというのは、正直業界の人間としてショックでしたが。そんな感じの内容なので、住宅性能評価の制度や構造の用語に齟齬があるのはご愛嬌です。
そんな感じで、読んでも何かのためにはならないけど、楽しい本でした。
建設系います。
おもろい♪って思ったことに
とび職人のズボンが太いのは、なんで?
のことまで知りますした^^
意味があるのです。
彼等との思いが一致したとき、きっと
私が欲しいと思う、いいモノができるんだろうなって感じました。