東北のマンション管理組合が情報交換するブログ。

福島県福島市在住のマンション管理士が書いてます。管理費の節約・修繕積立金の不足・理事会・リプレイス。マンションは快適ですが、未解決の問題も山積みです。文章が長くて申し訳ないです。

古くて住めなくなったマンションの行方 

Q:思ったんですが、古くなって誰もすまなくなったマンションを解体する時、解体ににかかるお金より、敷地の土地代が安いときってどうなるんですか?だれも手をつけないですよね。

A:「スラムになる」と思います。非常に鋭いご質問だと思います・・・

例えば、敷地1,000m2(300坪)で建物が3,000m2の小規模マンションで考えてみます。敷地の坪単価が福島でも安めの20万円/坪だとすると、 土地が6,000万円の価値です。建物の解体費は、2万円/m2だとして6,000万円。これでは差し引きチャラなので事業にはなりません。もっと土地が高いか、解体費を安くあげるかしないと買い手がいません。

実際はマンションが建つような敷地は、もう少し高い地価だと思うのですが、もしかすると地域によっては上記の例に近いマンションもあるかもしれません。

[ 2007/02/08 19:40 ] 寄せられたQ&A | TB(1) | CM(1)
富士通総研(FRI)のレポートです。リンク先にはさらに詳細なPDFがありました。
http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/research/2005/report-239.html
(要旨)
全国のマンションストックはすでに500万戸近くに達しているが、今後はこれらの老朽化が急速に進展していく。老朽マンションの処理については、これまでは建て替えを円滑に進める方向で、政策措置がとられてきた。しかし、容積率を割り増した上、保留床に分譲することによって費用を賄う方法で建て替え可能なマンションは限られている。

今後、建て替えができずスラム化する可能性があるマンションは潜在的に多数あると考えられる。このようなマンションについては、区分所有権を解消し、建物を解体して土地を売却する処理方法が現実的となる。解体費用さえ賄えないマンションも続出する可能性があるが、区分所有権解消の枠組み作りに加え、解体費用の公的支援が必要になる。

このような問題が発生するに至ったのは、そもそも共同住宅を区分所有という形態で保有させるという仕組みに原因があったと考えられる。マンションを区分所有権の分譲で持たせる仕組みは、不動産価格上昇が持続する中、一戸建ての取得がかなわない層にも、持ち家保有のメリットを享受させる仕組みとして機能してきた。しかし現在は、将来の値上がり益は見込めない上、建て替えもままならず、マンションの資産価値は失われている。

もはやマンションを区分所有することのメリットは失われており、それどころか現在では、区分所有権がマンション終末期の処理で足かせになるという弊害が現われている。今後は、分譲マンションに代わる、所有より利用を重視した共同住宅の新たな供給システムを普及させる必要がある。定借マンションや、証券化を活用した賃貸マンションの供給などが考えられるが、今後はこうした仕組みを政策支援していくべきである。
[ 2007/10/08 17:03 ] [ 編集 ]
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(当記事は自ブログ内でのトラックバック・補足記事です。)以前にマンションの解体についてのQ&Aの記事がありましたが、マンションの解体や超高層ビルの解体についての追加情報を見つけたので2件補足します。マ